Cryptainer ボリュームの作成

Cryptainer を最初に実行したときには、いくつかの詳細内容を指定するように指示されます。

1.   "Cryptainer ボリューム詳細の指定"　のダイアログボックスで、以下のようなテキストボックスが表示されます。そこにはボリュームファイルの場所と名前を指定することができます。"参照"ボタンを使用してコンピュータを参照し、より便利に場所を選択することもできます。

デフォルトで Cryptainer は ...\..\system32 ディレクトリにボリュームを作成します。Windows 2000 システムでは、デフォルトの場所は ...\WINNT\system32\cxd17xx

WinXP および Win98 では...\Windows\system32\cxd17xx　です。

Win Vista および Windows 7 では...\User\Documents\cxd17xx　です。

私どもは、ユーザー独自の場所を指定し、またユーザー独自のファイル名を Cryptainer ボリュームのために使用することをお勧めします。

ヒント：ユーザーはハードディスク上のどこにでも、どんなファイル名およびどんな拡張子ででもボリューム・ファイルを作成できます(例、C:\My Data\data)。 たとえば、"My Data"　のラベルを持つフォルダの"data" と名付けられたファイルを作成できます。

2.   ロードされる Cryptainer ドライブを識別する助けになる名前('ボリュームラベル')を入力してください。デフォルトでは、Cryptainer はボリュームラベル "Cryptainer" をユーザーに代わって選択します。

ヒント：ユーザー独自のボリュームラベルを使用することをお勧めします。

3.   Cryptainer ボリューム・ファイルに割り当てたいファイルサイズを入力してください。

ヒント：最大のボリュームサイズは Cryptainer のバージョンにより違います。

無償のフル機能の Cryptainer LE 版は 128 ビット実装の Blowfish アルゴリズムを使用します。登録されたバージョンの Cryptainer ME、Cryptainer PE および Cryptainer 14.0 は、448 ビット実装の Blowfish か 256 ビット実装の AES(Rijndael) を選択できます。

4.   Cryptainer ドライブとしてボリューム・ファイルをロードするために使用されるパスワードを入力してください。

ヒント： パスワードの選択というタイトルのセクションのパスワードの選択方法についてもっと詳しく読みたいと思うかもしれません。

重要：ユーザーはパスワードを忘れると Cryptainer ボリュームにアクセスできません。頼みとなる特別な方法、秘密コード、または隠された入力方法はありません。Cypherix または、さらに言えば誰もユーザーのパスワードを復旧する手助けはできません。

5.   パスワードの確認欄にパスワードを再度入力してください。"貼り付け" は使用しないでください。不注意なタイプエラーを避けるためにパスワードを再度タイプすべきです。

6.   ボリュームの作成中に作成ウィンドウの下部につぎのチェックボックスが表示されます。

注意： このオプションは Cryptainer LE では利用できません。その理由は：

Cryptainer LE は、ネットワークや FTP サーバを介した移動または送信に便利なように 100 MB のボリュームが可能です。すべてのプラットフォームにわたった互換を考え、さまざまな形式のフォーマットは意図的に無効にしてあります。

100 MB までは、ファイルフォーマットによるボリュームのパフォーマンスにおける実質的な相違はまったくありません。

チェックボックスのチェックが外されると、Cryptainer はデフォルトのファイルシステム(FAT32)を使用して作成される金庫室をフォーマットします。

チェックボックスがチェックされると、Cryptainer は作成される金庫室のファイルシステムを続けてフォーマットしません。ユーザーは利用可能にする前にボリュームをフォーマットしなくてはなりません。

7.   "ボリュームを作成する" のボタンをクリックしてください。

8.   その結果、Cryptainer ボリューム・ファイルが作成されます。次に作成が完了した後に、この Cryptainer ボリューム・ファイルは新規のドライブとしてロードされます。

これ以上の操作はCryptainer ドライブの操作に記述されています。